電子マネーと仮想通貨の違いについて

仮想通貨は、「仮想のお金」ということで電子マネーだと誤解されがちです。

仮想通貨と電子マネーは性質が大きく異なるので、その性質をきちんと理解する必要があります。

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電子マネーについて

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電子マネーといえば、Suicaやnanaco、楽天Edyなどが挙げられます。

これら電子マネーは、予め日本円をチャージすることで紙幣や硬貨を使うことなく支払いができる仕組みです。

日本で発行されているメジャーな電子マネーは、日本全国どこでも使用することができ、電車やコンビニ、飲食店などの支払いに活躍します。

仮想通貨について

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仮想通貨とは、インターネットで使用できる世界共通のお金のことで、日本のみならず世界中で送金や受け取りが可能です。

国や公的機関によって発行されるものではなく、主に民間企業によって発行され、ユーザーによって価値が成立しています。

「円→ドル」のように法定通貨では両替が必要ですが、ビットコインは世界共通なので送金の際も両替の必要がありません。

仮想通貨と電子マネーの異なる点

電子マネーは世界と繋がれないが、仮想通貨は世界と繋がることができる

日本で発行している電子マネーは、世界(海外)で使用することができません。

逆に仮想通貨の場合、「世界共通のお金」という認識なので国境を越えて使用することができます。

国から国への送金に関しても、銀行振込では高額な手数料がかかるのに対し、仮想通貨では数十円、数百円単位で送金することができるのです。

仮想通貨は日々価格が変動するが、電子マネーは固定されている

仮想通貨は毎日リアルタイムで価格が変動します。価格はコインチェックなど取引所やスマホアプリで簡単にチェックすることができ、1日で10〜20%変動することも珍しくありません。

円をビットコインに替えることで投資として儲けを出すことも可能ですが、逆にマイナスになる危険性があるので注意が必要です。

逆に電子マネーは価格が固定されています。円を電子マネーへ1000円分チャージした場合、円安・円高に関係なく1000円のままずっと残ります。

要するに、投機要素のある仮想通貨に対して電子マネーは投機要素は一切ないというわけです。

仮想通貨は個人間送金ができるが、電子マネーはできない

仮想通貨の場合、個人間で送金ができます。

相手のウォレットアドレスを知っておけば、ネット上で簡単に送金や受け取りが可能です。(メール送信のような感覚で送金できます)

送金は24時間365日可能で、少ない手数料で最短最速で相手に届きます。

しかし電子マネーの場合、個人間送金は一切できません。特定の店舗や施設でのみ使用が可能なので、誰かに送金したり受け取ったりすることは不可能です。

電子マネーの支払いは普及しているが、仮想通貨の支払いは普及していない

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楽天EdyやSuicaなどのメジャーな電子マネーは日本全国どこでも使用できます。例えば電車賃の支払い、コンビニの支払い、自動販売機、ガソリンスタンドなど、使用できる場所は非常に多いです。

しかし仮想通貨の場合、ほとんどのお店で使用することができません。現状は日常的な使用ではなく、投資目的で使われることが多いです。

将来的に日本で仮想通貨は普及していくことでしょう

仮想通貨はリアル店舗への普及率はまだまだ低いですが、将来的には多くのお店で仮想通貨による決済が導入されると予想しています。

最近では大手家電量販店のビッグカメラがビットコインによる決済サービスを開始していますね。

電子マネーがスタンダードとなってている昨今、いずれはビットコインやネムなどによる支払いが可能になるかもしれません。

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